sec01 - 変数とデータ型 [概要]

このセクションで学ぶこと

このセクションでは次の項目を学習します。

  1. 変数
  2. 整数と浮動小数点数
  3. 文字列

詳しくは、各レクチャーで説明しますが、このページではそれぞれの概要を紹介します。

変数

変数とは、数値などの情報を一時的に保存しておく、箱のようなものです。変数に数値や文字の情報を代入(一時的に記録すること)したり、一度代入した値を上書きする方法を学習します。また、変数を識別するために変数名を付けなくてはならないのですが、Pythonには変数に対する命名規則がありますので、それについても学びます。

一時的な保存

変数に値を代入するということは、PCの部品である"メモリー"に情報を記録することを意味します。メモリーはHDDやSSDと違って、永続的な記録を行うものではありません。アプリケーション(プログラム)を終了したり、PCの電源を落とすと記録が失われます。また、プログラムの処理中に変数の値が消去されることもあります。ですので、先ほどの説明ではあえて"一時的に保存"の部分を強調して書きました。

もし、永続的にデータを記録したい場合は、HDDやSSDに対して、テキストデータのような形でデータを保存する必要があります。(皆さんが、"hello_world.py"を保存した時のように!)

ファイルとしてデータを保存する方法は専用のレクチャーで解説します。まずは、ここでは『変数に代入した値は、一時的な記録であり、永続的にデータを保存するには別の方法を用いる必要がある』ということを覚えておきましょう。

整数と浮動小数点数

整数と浮動小数点数では、数の取り扱いや、四則演算などを学びます。

  • 整数: "10", "0", "-5"のような数値
  • 浮動小数点数: "0.5", "0.0", "-2.5"のような数値
  • 浮動小数点数と整数の変換
  • 四則演算: 足し算、引き算、掛け算、割り算、べき乗、割り算の余りの値の取得、代入演算子など
  • Round関数・数学関数: 四捨五入や、絶対値を求める関数などの紹介

文字列

文字列の定義、連結方法などを学びます。

  • 文字列の定義
  • 文字列の操作: 文字列の一部を抜き取ったり、連結する方法など
  • 文字列のメソッド: "オブジェクト"固有の関数(メソッド)について

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